2007年10月21日日曜日

07教育講演会

 2007年10月21日に少林寺拳法創始60周年記念 教育講演会が、石川県青少年総合研修センターにて行われました。
 講師は、キリンビール北陸工場 浅野秀明工場長「少林寺拳法から学んだもの」と金剛禅総本山少林寺 鈴木義孝代表「ありがとうこの命 ありがとうあなたとの出会い」でした。
 浅野氏は、19才から少林寺拳法を始め、30年以上関係があるそうです。主に「人の質」「人間の総合力」特に「リーダーの質、総合力」について自分の経験談を交えてのお話でした。
質(人間力)×量(方法論)+α=リーダーの総合力(マネージメント力)
と言う式が印象に残りました。
質(人間力)は、胆力、人間関係構築力、コミュニケーション力、気づきの力、価値観、柔軟性、性格、体力など
量(方法論)は、企業の立場で考えるという前提条件でしたが、経営判断力(組織の方向性の決定など)、法対応能力、専門分野の能力(1つだけでなく2つ以上の方が良いそうです)、問題解決能力、人間掌握の知識と実践能力、プレゼン能力、対人交渉力など
 自分では 人間掌握の知識と実践能力のスキルアップを図らなければならないかな?と感じています。
+αは、「好奇心」「機転」だそうです。周囲の目配り、気付きなどでしょうか?勘?第六感?なども関係するでしょうか?
 鈴木代表は、人間の総合力は年齢と供に下がるかもしれないが、60才になろうと70才、80才になろうとも人間の感性は下がることは無く、一生磨いていけるので私は感性で気づいたことをお話をしますと浅野氏の話を引き継いで話を始められました。
 「ありがとうこの命」として最近の命が軽く扱われている風潮に警鐘をならされました。また、未熟な自分に気づき、行動を変えていく事が修行の過程だと説かれました。
 気づきは、易筋行の少林寺拳法を修練しているときばかりでなく、日常の生活の場面でこそ多く得られるのではないでしょうか?だから感性が必要なのかもしれません。
 「ありがとうあなたとの出会い」では、開祖との出会いを中心に話され、開祖との出会いによって自分が変わっていった事を話されていました。
 11月4日の少林寺拳法創始60周年記念大会を最後に金剛禅総本山少林寺の代表を退任なさるそうで、公式行事としてはこの講演が最後になるそうです。迫力ある講演ありがとうございました。この良縁を今後に生かしていきたいと思います。