昇級考試終了後の法話
2014年11月29日(土)19時よりワークパル七尾にて11月能登昇級考試が行われました。七尾からは、少年部2級3名、3級1名、4級4名、5級1名、一般5級1名の計10名が受験しました。
法話は、石川志雄道院の前多道院長でした。
今日は、少し難しい話しから話したいと思います。
先日、私の家内の母が亡くなりました。90才を超えていましたので、大往生ではないかと思います。4年ほど前に癌で、余命半年と言われましたが、4年間くらしていました。
つくづく、人の命は判らないもんだな と思います。
年をとっているから死ぬとは限りません。10年後に亡くなるのか、20年、30年後なのか?それともこの帰り道に交通事故で亡くなるかもしれません。はたまた、100才まで生きるかもしれません。
誰も自分の命がどれだけあるのか計ることはできません。また、「心臓よ止まれ」と念じても止まりません。体は健康であれば生きようとしています。
不思議ですね。私たちに与えられた命は、思い通りにはなりません。私たちは活かされているのです。誰に活かされているか?宗教によって呼び方は変わるのかもしれませんが、我々は、「ダーマ」の働きだと捉えています。
「ダーマの分霊である私たち」「活かされている私たち」は、生きている間、どの様にしていれば良いのでしょうか?
今を一生懸命に生きることが必要です。例え明日、死んでしまったとしても、悔いの無いように、今を大切にしなければなりません。
人生は長ければ良いと言うわけでもありません。中身が大切なのではないでしょうか?
充実した人生を生きるためには、積極的に生きていかなければなりません。
ただ、何となく時間だけが過ぎていくような人生は、もったいないと思いませんか?
本当は、もっと長くお話をされていたのですが、ここでは、要旨をまとめてみました。