2013年11月30日(土)19時〜21時 能登小教区 11月度昇級考試がワークパル七尾の多目的ホールに於いて行われました。
七尾からは、少年部6級が4名、一般2級が1名受験し、全員合格出来ました。
今回の法話担当は、石川河北道院 鈴木道院長でした。
今日は、最近話題になっている食品偽装の話しをしてみようと思います。
実は、私は、食品関係の仕事を長年してきました。だから、以前からレストランに伊勢エビだと表示されていても、出てきた料理の値段から、これは「ロブスターだな」などと想像することができました。でも一般の人には見分けようがありません。
「一般の人は、気付かないだろう」「ばれなければ良い」と言う考えは、賛成できません。子供でも「嘘はいけない」と知っています。
そんな事を国もやろうとしています。今、国会で審議されている「特定秘密保護法」は、やり方によっては、国に都合が悪いことは、全て秘密にしておけるかもしれない物です。誰も気が付かない間に、戦争に突き進んでいるかもしれません。
戦争になると、我々大人は、戦場に駆り出されることは無いでしょう。代わりに、ここにいる子供達が行かなくてはならなくなります。
戦争は、絶対に起こしてはいけません。開祖が、少林寺拳法を創始した理由も、戦争をしないで、国が豊になるためには、人づくりをしないといけないと感じたからです。
世界には、生まれてから、40才、50才になっても戦争状態が続いている国もあります。戦争が当たり前です。日常が戦争状態なのです。こんな国に育ってしまったら平和な国になっても普通に働くことが難しいかもしれません。
「嘘をつく」と言うことから少し難しい話になったかもしれませんが、そんな心配をしています。子供達が、「正しい事は正しい」と言えるように、変な嘘をつかなくても良いように、大人がしていかなくてはならないのではないでしょうか?
だいたい、こんな話の内容であったと思います。